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スタッフコラム

2021.07.28

スキーインストラクターになるには?

ウィンタースポーツといえば、スキーやスノーボードを想像すると思います。

 

粉雪を舞い上げながらスピードを出して、

真っ白なキャンバスに華麗にシュプールを描くスキーは、

誰もが憧れるウィンタースポーツのひとつですよね。

 

 

さて、今回の記事では、実際にスキーを仕事にする上で必要な資格や働き方などをご紹介します!

 

【この記事はこんな方におすすめです】

  • スキーに関わる仕事にした
  • スキーを指導する上での資格について知りたい
  • インストラクターになる方法があまりわからない
  • ウィンタースポーツのお仕事について興味がある

 

 

【目次】

 

 


資格について

スキー場で働いているインストラクターは、団体の資格を保持しています。

 

JWSCでは、SAJ全日本スキー連盟会員登録を行い、公認スキー準指導員資格を目指します。

準指導員の資格があれば、SAJ公認のスキースクールで働くことができます。

 

 

資格取得を目指すには、18歳以上

 

①会員登録

②級別テスト1級取得(前年度までに)

③養成講習会(スキー理論、実技)

④検定会(都道府県スキー連盟主催)

 

上位資格を目指すには

準指導員取得後 → 正指導員 となります。

 

【SAJ参考】

http://saj-wp.appmlj.com/wp-content/uploads/38a2da240e9c347c17f280e43216fa2f.pdf

 

※公認スキー準指導員、正指導員として実務経験後、SIAへ移行手続きすることでSIA教師として可能になります。

SIA(日本プロスキー教師協会)とは、国際職業スキー教師連盟に加盟している団体。世界共通資格取得が可能です。

 

 


資格は必要なのか?

日本全国にSAJ公認スキースクールは280か所以上あります。

そこで働いている人は、資格を所持し活動しています。

 

さらに、上位資格を目指すともなれば、スクール内で技術・知識を高め合うこともできるようです。

 

スキーは年々新しい技術や指導方法などが出てくる種目でもあります。

より効果的に技術指導をする上では、SAJやSIAが発信する情報をいち早く取り入れ、

最新の指導技術を蓄積していく必要があります。

 

そのためにも資格を所有し、各協会の講習などにも参加し、常に自身の指導スキルを向上させることが大切になってきます。

 

また、資格の取得にあたり、技術指導だけでなく、

安全に関わることスキーの歴史なども学ぶことができます。

やはり、資格をしっかりと取得した上で、正しい知識をお客様に提供することが指導者にとっては大切な心構えになってくると考えています。

 

 


インストラクターの仕事とは?

スキーインストラクターの仕事は主に

スキースクールでの、レッスンを通じて

スキーの楽しさやできた喜びを味わってもらえる技術指導となります。

 

スキースクールのレッスンでは、小学生以下のお子様からシニアの方まで

非常に幅広い年齢層のお客様に対して技術指導をする必要があります。

 

そのため、お客様一人一人に対して、適切な指導やレッスン内容を考える必要があります。

 

レッスン内容としては、

  • プライベートレッスン
  • 団体レッスン

などがあります。

 

【プライベートレッスン】

プライベートレッスンでは、主に1人から2人程度のお客様に直接指導を行います。

お客様一人一人に丁寧に指導できるため、お客様の技術向上がすぐに実感できるのが特徴です。

 

ご家族でレッスンを受講されるお客様もいらっしゃり、その場合は親御さんとお子さんの技術指導はもちろん

写真をとってあげたり、休憩中に一緒に食事をしたりして、

最高の思い出づくりをお手伝いできるのがとても魅力的です。

 

【団体レッスン】

団体レッスンでは、5人から10人程度のグループに指導を行います。

一人で大人数を指導しなければいけないため、プライベートレッスンとは違った難しさがある一方で

やりがいも大きいのが団体レッスンの特徴です。

 

団体レッスンでは、修学旅行や学校のスキー授業などで各班について指導することもあります。

 

 

また、近年では、インバウンド需要も増えたため

海外からのお客様に対してもレッスンを行う機会も増えてきたのが現状です。

 

『英語でのレッスン…』なんてことももしかしたらあるかもしれませんね(笑)

 

その他の業務としては、受付業務アルペン競技会のコース整備等もお仕事です。

 

 

オフシーズンの働き方については、アクティビティー施設スタッフ、農業、サマーゲレンデでのレッスン等をしながら年間を通して活動しています。

 

また、多くのインストラクターは、全日本スキー技術選手権大会出場を目指し全国のブロック予選会に出場しています。

 

 


インストラクターに必要な能力とは?

ずばり、コミュニケーション能力です。

幅広い年代層のお客様に指導しなければなりません。

レッスン中やリフトの時間など、お客様へ“伝わる”“理解できる”コミュニケーションが大切になります。

 

対象者のお客様から教えて頂くことも多く、傾聴することで人生観も大きく変わり人間力、も豊かになります。

視野も広がり、人との付き合いを大事にすることもインストラクターを目指すうえ大切なことです。

 

また、インストラクターにとって、お客様の技術を向上させるのはもちろん大切ですが

それと同時に安全に滑走する技術や情報を指導することも大切になってきます。

 

スキーは、自然を相手にするスポーツですので、気象状況や地形によって、

様々なリスクを伴うスポーツでもあります。

 

お客様を安全に楽しく滑れるようにサポートするのもインストラクターにとっては重要なスキルになってきます。

 

そのためにも

『情報収集』

『安全配慮』

『洞察力』

などのスキルが必要になってきます。

 

これらのスキルは、スキーやスノーボードのインストラクターに関わらず、

アウトドアスポーツを仕事にする上で、共通して大切になってくるスキルですので、

夏場に他のスポーツに関わる仕事をする際にも生かせるスキルです。

 

 

インストラクターとって、

まずは、『お客様に安全に楽しんでもらう』

その上で、技術の向上をサポートするということを忘れてはいけません。

 

 


最後に

1年生は、年に数回程度の滑走量でした。

入学して、4・5月の雪上実習では今までの年間滑走時間を大きく上回り、レベルもアップしていきます。

 

座学授業やトレーニングで知識、体の使い方も理解できるようになり実感しているようです。

早くも雪上で滑りたい、スキーがしたいという声も聞こえています。

 

年間を通じての指導体制やサポート、環境があるからこそ成長につながっています。

 

また、JWSCが位置する新潟県妙高市は、世界から注目される『JAPOW』という良質な雪がたくさん降る地域でもあり、

学校から車ですぐにアクセスできる場所にたくさんのスキー場があるのが魅力です。

 

さらに車で1時間から2時間でアクセスできる場所には、野沢温泉や白馬、志賀高原、菅平といった様々な雪質や地形を滑ることができ

最高の環境の中で技術を高めることができます。

 

恵まれた環境の中でみなさんと一緒に成長できることを楽しみにしています!

 

 

広報担当:竹田

新潟県妙高市出身。1歳よりスキーを始め、大学まで競技スキーを続けてきたが、学生時代にバックカントリースキーに出会い、大自然の中で制限をかけられずに自由に滑れるスタイルに魅了され、今はバックカントリースキーをメインとしている。
また、自然の風景を写真や映像で納めて、多くの人に魅力を知ってもらうために映像クリエイターとしても活動中。

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