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スタッフコラム

2024.09.07

プロスケーターになるには?スケートボードでプロになるには?

記事をご覧いただきありがとうございます。
スケートボードを将来に…と考えた時に沸く疑問「プロスケーターになるには?」

今日はJWSCのスケートボード学科コーチをしている藤沼コーチに教えていただきました!

 


プロスノーボーダー 藤沼 到

10代前半から続けていたスケートボードで培った、クラシックスタイル全開の爆発的なビッグエアーを武器に、PSAプロツアーや国内最高峰コンペAir Mix Super Sessionでのタイトルを獲得、さらにスノーボード国際大会での入賞経験もあり、長年国内を代表するトップコンペティターとして活躍する。
数多くの専門誌へライディング写真やHow to企画が掲載され長年JWSCで講師を続けている経験を活かしHow to本の監修&執筆も。
海外キャンプでのコーチや、日本ろう者スキー協会デフハーフパイプチームのコーチを務めるなど指導力にも定評がある。
またマイクを武器にイベントを成功へと導くイベントMCとしても活躍するなど、活動の場はとどまることを知らないスーパーマルチフリースタイラー。


まずプロスケーターとは?

プロスケーターには大きくわけて二つの捉え方があります。

一つ目は プロ資格を取得しプロ登録をした人

二つ目は 資格がなくてもスポンサー契約をしている、スケートボードを活動の中心としスケートボードでお金を稼ぎ職業にしている人

例えばメディアで名前を聞くようなトップライダーの中には、一つ目の資格を持たない、また更新せずとも肩書・プロスケーター/プロライダーという方はたくさんいます。
各種大会で賞金を獲得、スポンサー契約を結び、シグネチャーモデルが販売されることもプロとして認められる一つの要因と言えますね。

ただ例えばJWSCに興味を持ってくださるような、まだ経験は浅いけれど、この好きな気持ちを将来につなげたい!という方に向けては、一つ目のプロ資格取得がまずは登竜門でしょう。
まずはここに絞って紹介します。

 


プロ資格とは?

スケートボードのプロ資格は、AJSA日本スケートボード協会の認定資格です。

関係団体を整理すると、日本オリンピック委員会(以下JOC)に加盟しているワールドスケートジャパン(以下WSJ)は、国際大会への派遣選手選抜や強化指定選手選考など競技力、選手育成に取り組んでいます。
JWSCが教育連携している日本スケートボーディング連盟(以下JSF)は、スケートボードの普及および振興を図り、大会の開催やスケートパークの運営などに取り組んでいます。
日本スケートボード協会(以下AJSA)は、スケートボードを通して社会貢献をしている団体で、アマチュアコンテストやプロツアーコンテストの開催などをしています。このAJSAの大会で成績を出してプロ資格基準をクリアすることで、プロ資格を獲得することができます。

 


スケートボードのプロになるための道のり

では実際にプロ資格をとる方法を見ていきましょう。

◆AJSA主催の大会に出場してプロに昇格する

AJSAでは、毎年各地区でアマチュアサーキットを開催しています。
東北、関東、中部、関西、西日本の5地区は年間3戦、北海道、北陸、中国・四国、沖縄の4地区はスポット開催です。
5地区は年間ランキング上位10名、4地区は上位5名に全日本アマチュア選手権の出場権が与えられます。

日本アマチュア選手権は各地区予選を勝ち抜いた選手のみで行われる全日本チャンピオンを決める大会です。
この大会で上位8名に入るとプロ昇格権を獲得できます。
公認プロになると、AJSAのプロツアーコンテストに出場できます。

■こちらも参考に。
AJSA全日本アマチュア選手権とは

 

◆プロ資格を取得せずプロスケーターになるためには

滑りの技術をとにかく磨く

スケートボードのトリック(技)は、数多くあります。
大会で活躍するプロスケーターなるためには、高難易度のトリックの習得が必要です。
スポンサードを受けるためにもスキルやアピールが必要なので、練習することが求められます。

大会やイベントに多く参加し実績をあげる

AJSA以外の関係団体が主催する大会やイベントがいろいろあります。
上位入賞をすれば、賞金の獲得、スポンサー契約を取ることも可能です。
賞金については、日本より海外での大会の方が多いようです。

スポンサーの獲得・継続契約に努める

トリックやスタイルを磨き上げ続けること、自分のトリックやスタイルを見せること(大会や動画、SNS配信など)、表現することが大切になってきます。
誰からも応援されるスケーターであるためには、魅力ある人間力が求められます。


プロスケーターに向いている人・適性

スケボーに対する情熱や愛

楽しさや喜びを感じることが大切です。
トリックを習得するまでに、少なからず失敗や恐怖感を味わうと思います。
その葛藤に打ち克ちライディングを継続できること、くじけないことがさらなる上達へ繋がります。
スケーター同士で教え合ったり、挑戦することを称え合ったりしながら”つながり”を深めていくことも横乗りカルチャーの特徴の一つですね。

練習熱心で素直な性格

スケートボードの技は、基本トリックから高難易度トリックまで多くあります。
向上心をもち一つひとつのトリックを練習していくことが上達への近道です。
練習するからといって、街中どこでも滑ってよいということではありません。
スケートボードをより発展させるためにもルールを守って練習することも大切です。

物事を楽しむ姿勢・楽しませる姿勢

スケートボードは、”つながり”や”仲間”を意識した場面をよく見かけます。
トリックが成功すればみんなで喜んだり、失敗しても挑戦したことにリスペクトやプッシュをしたりして常に楽しむこと、相手を称えることを忘れてはいけません。


プロスケーターの実情

日本での競技人口は、少ないのが現状です。
しかし、東京オリンピック以降はオリンピックの正式種目にもなり、注目度も人気も高まってきています。

国内事情

全国に設置されている公共スケートパークは2024年5月末現在で475施設となっています。(日本スケートパーク協会調べ
オリンピックの影響で、購買意欲や物品の購入による経済効果、スケートボード教室の問合せも多くあるようです。

海外事情

アメリカでは、約3,500施設があるようです。
想像がつかない数ですが、それほど人気があるものとして捉えることができます。
スケートボード、サーフィン、スノーボードなど横乗りを楽しむカルチャーとして定着しているように思います。

 

“プレーヤー以外で”スケボー業界に関わる仕事とは

インストラクター

スケートボードのスクールは、初心者からエキストパートまで幅広くレベル分けされています。
特にキッズを対象としたスクールは人気があり、大会などでも若年層の活躍が目立ってきています。

スケートボードコーチ・指導者

トリックの技術指導だけではなく、大会での戦い方を考えて戦術指導もします。
また、目標設定やモチベーションの維持などメンタル面のサポートも大事な仕事の一つです。

ショップ店員

接客・販売・商品管理などの店舗運営業務はもちろんのこと、スケートボードのイベントやスクールを企画・運営し、競技普及やコミュニティ作りに貢献します。

スケートパーク関連

スケートパークの管理運営をする仕事としては、施設運営・設備点検・利用者への安全管理やルール説明などがあります。
また、スケートパークを作るパークビルダーという仕事もあります。
パーク造設だけではなく、メンテナンス業務も担当します。

イベント会社

参加者が楽しめる魅力的なイベントを企画し、運営する仕事です。
プロライダーの出演交渉など関係者と連携し参加者が楽しめる内容にすることが重要です。
また、SNSやチラシなどを活用して広報活動もします。

メディア関連

スケートボードに関する記事を執筆するライター、様々なシーンで求められる写真や動画の撮影をするカメラマン、撮影した動画を編集してクリエイティブを制作する動画クリエイターなどいろいろな仕事があります。

 

スケートボードに関わる仕事に興味がある方はこちらがオススメ


最後に…

プロスケーターになるには?いかがだったでしょうか。

「なるには?」とあわせて、「実際お金を稼げるのか?」という質問もよくいただきますが、プロスケーターの仕事は多岐に渡っており、インストラクターやコーチ、パークプロデュース、販促活動、ギアのデザインや開発、雑誌やカタログなどの取材・撮影、映像撮影などなど、あげればきりがありません。
共通しているのは「スケートボードで誰かの役に立ったり、誰かを喜ばせたり、感動させたり」ということ。
好きを続け、誰よりも懸命に取り組んだ先に、仕事となる価値=お金が生まれるのだと思います。

今、スケートボードが何よりも好きで夢中になれるなら、プロへの一歩は少しでも踏み出せているのではないでしょうか 🙂 ??

 

日本で唯一のスケートボードの専門学校「JWSC」

学校所有のスケートパークとしては国内最大級パークを持つJWSC国際スノーボード&スケートボード専門学校!
年間を通して、ストリートセクション、パークセクションを完備。
屋内施設なので天候を気にすることなく滑ることができます。
JSFと連携し、デジタル教材などの最先端技術を使った授業、業界の最新情報を反映したカリキュラム、プロフェッショナルな業界人から直接指導が受けられます。
実技、実習系の授業時間が多く、スケートボードの技術向上はもちろんのこと
スケートボードビジネスに関する実践力と職業観が身につけられる授業展開となっています。


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