お知らせ

2024年7月6日（土）いいづなコネクトEAST（※1）にて、閉校になった小学校を再利用した地域活性化プロジェクトのオープニングイベント「ユナイトアップいいづな」が開催されました。そのコンテンツの一つとしてスケートボード学科の1年生がスケートボード体験会を実施しました。

今回のイベントはユナイトアップいいづなから依頼を受けて実施したものです。学生たちはスケートパークの造設、担当者との打合せ、スケートボードインストラクターとしてイベントの企画・運営に関わり進めてきました。

スケートパーク造設では、プールを再利用するため一から造設しました。資材の運搬、木材の切り出し、ビス打ち、セクションの配置などを協力して取り組みました。完成したスケートパークは、プールの中にある唯一無二のスケートパークとなりました。

1年生は、今回のスケートボード体験会が初めてのインストラクターとしての実践の場となるため、「安全で楽しく、分かりやすく」を目標として授業内で練習を繰り返しました。

スケートボード体験会の初回は、学生たちの表情も固い場面も見られましたが、2回目、3回目と表情も豊かになり子供たちとの距離も近くなり、スケートボードを楽しんでいる姿が印象的でした。学生によるデモンストレーションも会場を盛り上げていました。体験会の合間には、より良くするための話し合いをする姿が見られ、終盤には雨が降り予想しない展開になりましたが臨機応変に対応できたことは、とても良い経験になりました。

参加者からも「スケートボードが楽しかった。次回も続けてほしい」「一人で乗れるようになってうれしかった」「このような初心者が体験できる機会があってありがたい」などのお声をいただきました。

【学生の声】

イベント後の振り返りでは、「自分が参加者に教えたことがうまくハマって、できるようになった時は気持ち良かったです」「これをきっかけにスケートボードをはじめてくれて自分よりも上手くなっていってくれたらとても嬉しい」「自分では子供の相手をするのは苦手だと思っていたけど、実際にやってみるととても楽しかった」など、とても充実した様子で話をしてくれました。

今回造設したスケートパークは、誰でも無料で滑れるスケートパークとして今後も活用されていきます。

スケートボードを通じた地域活性化への取り組み、スケートボードの普及活動、さまざまな目的を肌で感じながらイベントの運営ができたこと、職業観の獲得ができたことはとても有意義なことでした。

今後も業界で活躍する人材育成と実践的教育、外部企業・団体と連携し実践知と経験値を獲得できるよう取り組んでいきます。

（※１）いいづなコネクト（長野県上水内郡飯綱町大字赤塩2489）

閉校した旧三水第二小学校を再活用した複合施設で子どもの学び舎だった学校がその役割を変え、人びとの交流の場になっています。教室にはテナントが入居して、食・農・しごと創りをテーマに地域とのつながりを作っています。各教室は、まちの特産であるリンゴを活用したシードル工場「林檎学校蒸留所」、リンゴや季節の食材のタルトが好評の「泉が丘喫茶室」、しごと創出のきっかけの場となる「ツクリバ」として再活用しています。

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