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スタッフコラム

2021.02.02

あなたにとってスノーボードはどんな存在ですか?

こんにちは。入学サポートデスクの小林です。
新型コロナウイルスがまだ世間を賑わしております。まだまだ不安はつきませんね!

ただそんな中ですが、スノーボードがあったから、妙高だから、今も大きく生活が変わらず私は生きていると感じています。
今日はスノーボードの存在、そんなことにスポットをあててコラムをお届けします。

題して「スノーボードはどんな存在ですか?」

 

 


スノーボードをやっていなかったら、冬が大嫌いなままだった

 

あなたにとってスノーボードはどんな存在ですか?

 

 

私にとっては価値観を変えてくれたもの今生活している場所を輝かせてくれたもの、です。

 

 

学校がある新潟県妙高市は「日本でも有数の豪雪地帯」なんて呼ばれたりします。人が住む地域としては指折りの雪が多く降る場所。
そんな妙高市から標高を下げ、海側の地域・上越市で育った私は冬嫌い!大大大嫌いと、「大」が3つくらい並ぶレベルでした。海側なので冬は強風、そこにあられとみぞれが混じります。それが当たり前。

親がそこまでスキーというレジャーに熱心でなかったのもあるでしょう。
ただでさえ寒いのに、なぜより寒いところまでいくのよ~??

 

この頑固な精神は大人になるまでそのままに、学生時代に沢山の人が誘ってくれたにもかかわらず拒否を続けました。
寒いのイヤ!お金がかかる!こんな理由を並べて。

ただそれに転機が訪れます。

きっかけはそう、ここで働いたことでした。

 

 


JWSCという、熱い人が集う場所

 

JWSC、そしてお隣のi-nac国際自然環境アウトドア専門学校の先生や事務局スタッフは、一年中「スキー・スノーボード」のことを考え、秋になるとソワソワしてくる人が沢山いました。

板など今期のギアの話、シーズン券の話、試乗会やムービーの上映会などイベントの話といった、仕事はもちろんながらプライベートにおいてもワクワクが止まらない様子!

そんな方達の熱を火傷レベルにあびてた日々だったので、一緒に行こうよ、教えるよ、と誘われたら「私も仲間入りしたい」というヤル気がわいてきちゃったのです。

 

私を変えたのは「人と環境」でした。

20代半ばのデビューですし、ゆるゆるボーダーなので…、心の底から本気で楽しいと言えるようになるには3シーズン以上はかかったように思います。
始めて約10年程になりますが、今となっては非圧雪コースやツリーランのコースを滑ったり、カービングを練習したり、熱はつきません!

 

スキルがなかったら、仲間がいなかったらこんな自然の景色は見れなかった!
スノーボードを続けていなかったら、この爽快感を味わうことはなかった!

またまだ少ないけれど、そんな瞬間に出会ってきました。

 

あの冬が大大大嫌いと言っていた姿がウソのよう!もっと早く始めていれば…とそれが唯一の大後悔。

 


視野が広がり変わって見えた世界

 

スノーボードが楽しくなってくると、地元の見え方に変化が出てきました。

「何もない」

確かに流行のファッションアイテムなどが並ぶショッピングモールやテーマパークなど、遊ぶ場所はありません。何もないという表現もできるでしょう。

ただ見方を変えれば、最高の遊び場である「自然」が広がっていました。
それは遊び場であり、学びの場や自己成長の場でもあり、人と人をつなぐ場でもあります!

 

「何もなくない、自然があるじゃないか!」

これは妙高で働くとある方が言った言葉です。

 

この場がずっとなくならないように、地域と人を応援し、自然を愛して残していく、そんな気持ちが生まれてきます。
ここはいい場所、心からそう言える場所、私にとって地元はそんな場所になり、輝き出したのです。

 

雪のおかげで田畑が潤い、グリーンシーズンは農業にいそしむスキーヤー・ボーダーがいます。
豊かな河川・海・湖で、グリーンシーズンはサーフィンやサップのガイドをするスキーヤー・ボーダーがいます。

スノーボードで自分のスタイルをだすように、季節のサイクルにあわせて人生も自分のスタイルをだす人達。

 

めちゃくちゃかっこいい、自然体でその人らしい、そんな人が沢山いることを思います!

 

 


最後に…

 

さて長々書いてしまったので締めに向かいますが。笑

2020年度は当校も時期によってはオンライン授業を取入れたり、間隔を保って活動をしたりと初めての対策を余儀なくされました。
ただ沢山の方の協力や理解があって、対面授業・トレーニングを実施しています。

★更新時、2021年度も同様にほぼフル対面です。

グリーンシーズンはこれまで通り、ランニングをしたり、スケートの練習をしたり、ブラシの練習施設にいってジブやキッカーの練習をしたりと、充実した顔の学生達の姿がありました。

そしてオンシーズンが到来し、妙高地域のスキー場を中心に(学校から30分以内にはなんと7つもスキー場がある!)、毎日雪上トレーニングに取り組む、これまた笑顔の学生達の姿があります。

世界を目指したい、プロになりたい、指導者になりたい、悔いなく取り組んでその中で将来を見つけたい、色々な気持ちを抱き全国から集まっている学生達ですが、共通しているのはスノーボードが「好き」「上手くなりたい」という純粋な気持ち。

それが表現できる環境を、大きな変わりがなく提供できていることを、今はとても嬉しく感じています。

 

みんなの人生にはスノーボードがどんな存在になっていくのでしょう?

不安な予測がつかない世界の中でも、自分にはこれがある、そんな力をくれる存在になったら嬉しいなぁ…、なんて。今日も白く輝く山々を眺めながら思っています。

 

あなたにとってのスノーボード、ぜひ機会があれば聞かせてください!

 

【書いた人】広報担当・小林

2009年より学校説明会の企画運営や広報、学費・奨学金業務など幅広く担当。
ここの先生や学生との出会いで、田舎を見る目が大きく変わり輝いたものに。それが原動力。
チャレンジする人の応援が好きです。

 

 


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