ウィンタースポーツ専攻科2年生の冨田るきさん、2022年2月に行われた北京冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプ競技において5位入賞を果たしました!
卒業生であり、姉の冨田せな選手はこの競技で日本人初メダルの快挙。姉妹揃って出場だけでもすごいことですが、揃って実績を残しました。
>>あわせて読みたい・冨田せな選手のオリンピックの滑りを分析しました!
今回は2020年4月に彼女がJWSCに入学してから現在まで、担任として、トレーナーとして携わってきた大橋が、今回のオリンピックの滑りを振り返ってみます。
北京オリンピックのルーティーン振り返り!ポイント解説
決勝では一人3本の滑走ができましたが、1本目、2本目ともに転倒。
>>決勝のるき選手の滑りはここから(NHKのYouTubeにリンクします)
もう後がない3本目に繰り出したルーティーンは、
ルックバックのFSインディ→BS900ウェドル→FS720インディ→CAB720ウェドル→FS900メロン→BSメロン
舞台裏ではコーチや姉のせなから声をかけられ、るきも絶対いける!とポジティブな様子だったとせなが話していました。当時のことを本人に聞いたところ、1本目で転倒したタイミングで半泣きだったそうですw
それでも集中を切らさずに責めることができ、精神的な成長が大舞台でしっかりと1本決めきれた要因の一つだと感じました。
また後がない中、BS900→FS900の大技をスピードをつないだ状態で決めたことも5位入賞に繋がったのでしょう!
JWSCではご両親と一緒に応援しました!
決勝後はお母様に本人から電話がかかってきていました。本人も両親も3本目、決めきれて良かったといった感想を話していました。
「るきは昔からゼロか100だからさ」なんて笑い飛ばしながらも、ほっとしていたお母様の様子が印象的でした♪
姉との出場を目指して!JWSCでの強化と成長
前回、2018年の平昌オリンピック、姉のせなを現地で応援する際、「選手としてなぜ自分はこちら側にいるのだろう」と感じたそう。
姉と同様の開志国際高等学校スノーボード部を経て2020年にJWSCに入学。以来、担任としてトレーナーとして携わっています。
るきは下半身の筋力や動きの幅が少ないと感じました。
そのため、歩行から走るなどの基礎動作から、早い動きに対してポジショニングを正確に持っていくための体勢感覚を養うことに力を入れてきました。
またこれらを作り上げるとともに、全身の使い方、下半身の強化を行ってきました。
まだ成長段階でさらに伸びる幅はたくさん持っている選手だと感じており、グーフィーの特性をさらに生かしつつ発展していけるでしょう!
一緒に指導しているJWSCの滝沢光プロは今回のオリンピックの滑りを見た直後「4年後への強化点や道筋が見えたねー」なんてさっそく話していました!
最後に
決勝が終わった直後におめでとうーと連絡をしたところ、もう20分後くらいに返信が来ました!
↓
せなが3位でうれしい気持ちと5位で悔しい気持ちで変な感情に浸ってます●(←涙の絵文字)
ありがとうございましたー!
まだやれたという悔しい気持ち。その気持ちは次への糧になる!るき、まだまだ強くなれるぞ!
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