今日はスキー・スノーボードチューンナップショップ「FIT」の棟田様にお越しいただき
チューンナップの特別講義をしていただきました。
授業の中でチューンナップの基礎知識として、クリーニング、ワクシング、ブラッシング、エッジの調整など滑走時に必要な方法は1年次に勉強しています☆今回は更に深く入り、専門技術を学びました。
今回は板が傷ついてしまった際の修復方法と、板を生き返らせるための方法について棟田様よりご指導いただきました!
ソールにできた傷(溝)は深くなると抵抗を生み、滑走性が悪くなります💦ワックスをかける理由としては汚れによる滑走性低下を防ぐことも一つの理由としてあげられ、いかに抵抗を少なくするかがポイントとなります。板の傷が深くなることは抵抗が増えてしまう原因にもなる為、汚れと共に、板自体がきれいな状態にしておくことがポイントです。
今回は傷ついた溝部分にリペア(ポリエチレン補強材)を流し込む為、まず彫刻刀で細かな傷はリペアが入りやすいように少し掘ってからリペアを溶かして溝にたらします。深く入る事で全体に均等にリペアが流れやすくなり、サンディング(ソール面を削りフラットを出す作業)した際に綺麗なフラットが作りやすくなります。
リペアを流すのも煙が出ないように火であぶり溶かしたものをたらします。特にブラックソールでない場合は透明なリペアを使いますが、煙が出た状態でリペアをたらすと、黒くなってしまい、汚れのように目立ってしまいます。この作業が実は難しく、チューンナップを仕事にされている方は殆ど黒い煙を出すことなくキレイに流し込んでいます☆
皆も苦戦しながらも徐々にコツを掴んでいる様でした!
流し込んだ後はスチールスクレーパーである程度フラットをだし、最後はサンディングしてフラットを出しました。
貴重な経験となりました!
チューンナップの難しさと奥深さを知ることが出来ました!
FITの棟田さん、ありがとうございました!